「全国労確センター協議会・中部ブロック会議」の一環として、新しくなった岐阜県庁舎に視察に行ってまいりました!
県庁舎は、
・21階建て(高さ106m)
・総工費496億円
・完成までに3年2ヶ月
・トップクラスの耐震レベル
を誇る、岐阜県のランドマーク的な建物です✨
県庁舎と、県民が集い親しむ「ぎふ結のもり(公園のような広場)」のアプローチには、美しい並木道が。
四季折々の景色が楽しめるように、国指定天然記念物である「淡墨桜」などの樹木を配置し、緑豊かな空間として整備されています。
県庁舎は【3つの基本方針】を掲げています。
1.県民の暮らしを守る
県庁舎の1つ目の基本方針は、県民の暮らしを守ること。
災害対策の中枢拠点として、「ぎふ結のもり」にはさまざまな防災機能が整備されています。
ここには、災害時対応用のヘリポート、かまどベンチ(かまどの機能を備えたベンチ)、マンホールトイレなどがあります。
県庁舎の内装は、誰もが利用しやすいようにバリアフリーに配慮した作りになっています。
広々とした議場には、「車いす傍聴席」や「親子傍聴席」もあります。
2.地域の魅力を発信する
県庁舎の2つ目の基本方針は、地域の魅力を発信すること。
県庁舎の外壁や内装には、岐阜県産のタイル・ヒノキ・美濃和紙等が使われています。
正面入口を入った一番奥には、左官職人「挾土秀平(はさどしゅうへい)氏」の作品「岐阜に舞う」が展示されています。
こちらの作品は、なんと!
10名の職人が1年という歳月をかけて完成させた大作です!!
(すごすぎて、もはやすごさがわからん(^o^)!!!)
サイズは縦4m×横10m。
作品に群がる”おやじーズ(←失礼)”が小さく見えます。
同じく1階にはギャラリーが設置されており、この時期は美濃市ご自慢の「花みこし」が飾られていました🌸
色鮮やかで華やかな存在感の花みこしを目の前に、スーツ姿の黒集団はまるで”黒衣(くろご)”(^o^)
※黒衣(くろご)とは、歌舞伎や人形浄瑠璃で、観客からは見えないという約束事のもとに舞台上に現れ、役者や人形遣いを助けたりする係のこと。
県庁舎の20階(高さ90m)には、岐阜の景色を一望できる「清流ロビー」が。
おじさまたち!?と見る景色はちょっぴり・・・だったので、女子はしれっと別行動(・∀・)
天下統一を果たしたかのごとく、お城の下を見渡す人々の図。
「殿、ついにやりましたね(´;ω;`)」
と、心の中でつぶやきました。(感情はこもってない(笑))
「清流ロビー」には、親子連れが楽しめる木育スペースも。
知的障害のある方たちによる、手作りの木の囲いがなんとも味わい深いです。
3.環境負荷やライフサイクルコストを低減させる
県庁舎の3つ目の基本方針は、環境負荷やライフサイクルコストを低減させること。
県庁舎は、自然換気や自然採光が可能な設計になっており、建物の総合的な環境性能を評価するシステム「CASBEE(キャスビー)」で最高のSランクを取得!
(よくわからないけど何だかすごそうです。)
以上、県庁舎の3つ目の基本方針をおさらいすると、「県民の暮らしを守り・地域の魅力を発信し・環境負荷やライフサイクルコストを低減させる」です。
その他に、視察の中で「おっ!」と感じた【3つの発見】をご紹介させていただきます。
◆県庁舎を支える柱は28本。これが、トップレベルの耐震性を実現させています。
◆1~3階の床は”川の水面”を表現しており、上階に行くにつれて色が薄くなります。
説明がなかったら気づかないポイントでしたが、まるで本物の川の流れの中にいるような感覚になります。
◆受付カウンターの木材の組み立ては、釘を使わず「千鳥格子」によってデザインされています。
随所に日本の伝統美を感じますね。
ちなみに、県庁舎には外部の方も自由に行き来できるカフェテリアやコンビニ、休憩スペースもあります♪
天井ですら芸術的!
”もぐら叩き”のもぐらが一斉に出てきちゃったような迫力があります。
↑
例えが意味不明…(^o^)
そんなこんなで、つい業務ということを忘れて県庁舎の素晴らしさに見入っていた森ジョブメンバー☺
まだ行ったことのない方は、ぜひ一度足を運んでみてください♪
岐阜県の「今」と「昔」を体感できることまちがいなしです!
さいごに、県庁舎の近くのお蕎麦やさんで食べた「冷やしたぬき」、美味しかったな~。
※森ジョブでしか通用しない「森ペディア」によると、冷やしたぬきは岐阜県養老町が発祥の岐阜県民のソウルフード。
お蕎麦の上に、甘辛い油揚げ・天かす・ネギ・わさびがトッピングされている、森ジョブメンバーの大好物(←どうでもいい)。
大盛りを注文する際の合言葉は、
「ダブル」で!!