「ぎふ林業甲子園2026」開催!高校生が林業の仕事を競技で体験

主催イベント


「この木は残す?それとも伐る?」

「この木は何メートル?何歳?」

「この木材は何キロ?」


そんな問いに、森林の中で、仲間と相談しながら挑戦する――。


2026年9月12日(土)、岐阜県立森林文化アカデミーで「ぎふ林業甲子園2026」を開催しました。

県内で森林・林業を学ぶ農林高校生を対象に、実際の林業の仕事をベースにした7つの競技に挑戦してもらう体験型の大会です。


今年は、岐阜農林高校、加茂農林高校、恵那農業高校、飛騨高山高校の4校から12名が参加。

そして、見事優勝したのは恵那農業高校でした!


今回は、高校生たちがどんな競技に挑戦したのか、その様子をご紹介します。

岐阜県は「森林県」!林業を学ぶ高校生が競い合う


岐阜県は県土の約8割が森林で覆われ、全国でも第2位の森林率を誇ります。

さらに、県内には森林・林業を学べる農林高校が5校あり、全国最多。


そんな森林に囲まれた岐阜県で、どの高校が森林への理解を深められるのかを競い合うのが「ぎふ林業甲子園」です。


大会の目的は、順位を競うことだけではありません。

学校で学んだ林業の知識を実際の森林や木材に触れながら確かめ、林業現場の技術者や同じ分野を学ぶ仲間と交流する。

そして、将来の進路を考えるときに、「林業で働く」という選択肢を知ってもらうことも大切な目的です。

午前は森林の中で「木を見る目」を競う!

午前のフィールド競技では、岐阜県立森林文化アカデミーの演習林を舞台に、選木競技と伐採木判定競技を行いました。


■選木競技


林業では、木を伐る前に「どの木を残し、どの木を伐るか」を判断することが重要です。

選木競技では、将来育てていく木と間伐する木を見極めました。


「柱材にするなら、どんな木がいい?」

「20年後、この木はどれくらい成長する?」

「なぜ、この木を間伐する?」


目の前の木だけでなく、何十年先の森林を想像して判断する
ここに林業の仕事の奥深さがあります。


■伐採木判定競技


続いては、実際に伐採する木の樹高や樹齢を予想。


伐採後には答え合わせを行い、枝払い・造材の様子も見学しました。


森林に立っている一本の木が、どのように木材になっていくのか。

林業の仕事を一連の流れで体感する機会となりました。


午後は林業機械学習棟に移動し、林業知識競技に挑戦しました。

今回のテーマは「チームワーク」。

樹種判別、木材重量予想、安全装備着用、道具判別の競技を行いました。


■樹種判別競技


15種類の木材について、木目や色味、葉の形などをヒントに樹種を判別。

木材を利用するためには、樹種ごとの特徴や材質、用途を知ることが欠かせません。


■木材重量予想競技


チームで木材の重さを予想し、実際の重量との差を競います。

木の大きさや種類などから重さを考え、チームで一つの答えを導き出しました。


■安全装備・道具判別競技


林業に欠かせないのが安全への知識

伐採作業に必要な防護装備を正しく選んで着用する競技や、林業道具をジェスチャーだけで仲間に伝える競技にも挑戦しました。

知識だけではなく、「仲間に伝える」「協力して判断する」力も試されます。


■丸太切り競技


そして、最後を飾ったのが丸太切り競技


ここではチームワークが最大のポイントです。

仲間と声を掛け合い、それぞれの役割を考えながら丸太の輪切りに挑戦。

最後の競技ということもあり、会場は大いに盛り上がりました。

優勝は恵那農業高校!


全7競技を終え、2026年の優勝校に輝いたのは、岐阜県立恵那農業高等学校


4校12名の高校生たちは、森林の中で木を見て、木材に触れ、林業の知識を競い、仲間と協力して最後まで挑戦しました。


大会を支えたのは、岐阜県立森林文化アカデミーの教員・学生・卒業生をはじめ、林業現場のベテラン技術者、株式会社岐阜緑地、岐阜県庁林政部森林経営課など、県内の森林・林業に関わる皆さんです。


「林業って面白い」を、未来の進路へ


今回のぎふ林業甲子園で高校生たちが体験したのは、単に「木を伐る」仕事ではありません。


木を見る。森林の未来を考える。木材を知る。安全に働く。仲間と協力する。


林業には、さまざまな知識や技術、そして人とのつながりが必要です。
だからこそ、実際に森林に入り、林業で働く人と出会い、仕事を体験することには大きな意味があります。


ぎふ林業甲子園が、高校生たちにとって森林・林業をより深く知り、将来の進路として林業を考えるきっかけになれば嬉しく思います。


そして、この記事を読んで「林業ってちょっと面白そう」と感じた方にも、ぜひ岐阜県の林業を知ってもらいたい。


森のジョブステーションぎふ(森ジョブ)は、これからも人と森林・林業をつなぐ取り組みを続けていきます。



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