令和6年11月3日(日)に「チェンソー技術交流・コンテスト」を実施しました🎉
会場は、岐阜県立森林文化アカデミー(美濃市曽代88番地)内です。
このコンテストは、岐阜県主催の「清流の国ぎふ」文化祭2024の一環行事「ぎふ森の恵み感謝祭」のイベントの中で、岐阜メモリアルセンター芝生広場(岐阜市)を会場に、ご来場の多くの方にチェンソー技術の迫力を体感していただく予定でした。
しかし、開催直前に、台風の影響による荒天予報でイベントが中止となったため、急遽、天候の回復が予想された11/3に会場を岐阜県森林文化アカデミー(美濃市)に変更し「チェンソー技術交流・コンテスト」を単独イベントとして開催しました。
急な会場変更により事前告知ができず無観客開催する運びとなりましたが、白熱した競技が展開されましたので、皆様にご覧いただけなかった点は非常に残念でした。
「チェンソー技術交流・コンテスト」の趣旨・目的は、森林技術者や林業を学ぶ学生が、林業現場や林業学習、また岐阜県伐木安全技術評価会で体得したチェンソー技術をコンテスト形式で実演することにより、技術交流と個々の技術の研鑽、また多くの方に卓越したチェンソー技術を知っていただくことです。
競技種目は、岐阜県伐木安全技術評価会の競技種目である「伐倒競技(簡易方式)」と「丸太合わせ輪切り競技」です。
※伐倒競技(簡易方式)
伐倒競技(簡易方式)は、伐倒作業に必要な、受け口の深さ・追い口の高さ・つるの幅などの正確性・チェーンソーブレーキの扱い・退避場所等の安全動作を競う競技です。
※丸太合わせ輪切り競技
丸太合わせ輪切り競技は、地面から7度傾いた2本の丸太を垂直に上下から切り出し30~80mmの厚さに輪切りします。
切り出す順番は下側から上側と決まっており、赤いラインの中で合わせます。
傾いた状態でチェーンソーの角度を調整して丸太を垂直に切る競技です。
参考資料:岐阜県伐木安全技術評価会2023
出場する選手は、プロフェッショナルクラスには、チェンソー技術の腕に自信がある?技術を磨きたい!県内の林業事業体(㈱岐阜緑地、郡上森林組合、岐阜県森林組合連合会、飛騨市森林組合、付知土建㈱)の森林技術者の皆さまと、アカデミークラスには県内の林業を学ぶ農林高校生(郡上高校、加茂農林高校、恵那農業高校)や森林文化アカデミーの学生さんたちです。
各選手、数月前からこのコンテスト出場に向けてチェンソー技術に磨きをかけるため練習をしてきました。農林高校生の選手は初めてチェンソーを握るはじめの1歩から練習を積み重ねてコンテストに出場できるレベルまで技術を磨いてきました。
林業に必要な伐倒技術や造材技術を競い合う機会を設けることにより、林業の現場で働くプロの方はもちろん、林業の道を志す若者たちの技術が一層磨かれるのだと思います!
プロの方!学生の方!・・・お互いをどんな思いで見ていたのでしょうね♪
今後のチェンソーを使った伐採技術イベントに乞うご期待★
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